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2007年11月

2007年11月29日 (木)

ヤマハとベーゼン

ヤマハがベーゼンドルファー・ピアノ(オーストリア)を買収するという報道がされていました。やや複雑な気持ちです。ベーゼンはオーストリア職人芸の粋を集めた最高級ピアノで、それはもう芸術品と言われています。勿論、ヤマハも良いピアノを多く作っています。たぶん、経営権が移ってもベーゼンの音は変らないでしょう。職人の方々が変らなければ。

さて、ベーゼンはロンドンにいた時にこんな思い出があります。小さな中古のベーゼンを探していて、ロンドンのお店に行きました。お店はそれほど大きくなく、ノックすると扉を開けてくれて、眼鏡を掛けた中年の店員が丁寧に案内してくれました。何台か中古ピアノ(新品は数が少ない)を弾かせて貰った後、価格を聞きました。価格表などないので、紙に書いてくれるのですが、万年筆だったのです。カッカッカと紙を擦る音と、ベーゼンの音が何とも言えないハーモニーでした。結局、高くて買えませんでしたが・・・。

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2007年11月28日 (水)

ピアノレンタル

ピアノが無い会場を使うコンサートではレンタルピアノが成否の鍵を握っています。調律の腕も大きなウェートを占めます。今年2月にデビューコンサートを行った時は、スタインウェイを借りましたが、大変良いピアノでした。お借りしたアーティストピアノ社のHPには名高いアーティストの中に私もちょっと顔を出させていただいています。

http://rental.for-artist.com/results.html

このHPをスクロールしてください。秋吉敏子さんの下にいます。リハの風景を撮っていただきました。音は本当に不思議です。音が違うだけでさえずりが叫びに、爆音が鐘音に変ってしまうのですから。

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2007年11月27日 (火)

サビ

藍弥生様からのコメントでふと気づいたのですが、人生には色んなサビがある、ということです。歌謡曲の世界では、大サビとか小サビとか曲の盛り上がりを表現するのですが、人それぞれの生き方はサビの位置にもあるような気がします。

毎日サビがあっては疲れてしまいますが、1週間に一度くらいはサビがあると楽しいですよね。しかし、待っていてもサビはこないのでサビは作りましょう。勿論、サビも失敗があるのでそれはご愛嬌ということで・・・。

最近、曲の導入部分にサビをゆっくり入れるような弾き方をしています。そして、お客様に「このサビが来るまで待っていてくださいね。」と心からお願いするように弾いています。通じているかどうかは自己満足の世界なのですが。24日は山内さんが盛り上げてくれたので救われました。

サビを作りましょう。

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2007年11月25日 (日)

厚く厚く御礼

先程、赤坂でのライブを終了しました。山内達哉さん(バイオリン)とのコラボでしたが、大変楽しい時間を皆様と過ごす事ができました。多少の愛嬌、及びいろいろと至らぬ点があったと思いますがご容赦頂ければ幸いです。

山内さんはとにかく勘所が良くて、頼りになります。ライブの場数も相当なものなので準備段階から助けて頂きました。お客様が今回の構成と編曲をどのように感じていらっしゃったか大変心配でしたが、しっとりしたNoble Womanのデュオなどは拍手の大きさで「あー良かった」とホッとしました。Aperitifsの曲を多くご期待された方々には申し訳ありませんでした。

結構緊張していたので-特に、ライブは客席が目の前なので-今は背中が凝っています。皆様からのご意見ご要望お待ちしております。

あらためてお越し頂きました皆様、厚く厚く御礼申し上げます。次回は12月15日に葉山でライブ予定です。詳細は一両日中にご案内申し上げます。

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2007年11月20日 (火)

曲順

24日のライブに向けて準備中です。いつも悩むのは曲順です。新しい曲はいつも聴いていただいて反応を知りたいのですが、Aperitifsの曲を期待されて来ていただくかたもいるので、バランスが大事です。何だか、食事のメニューになってきました。音楽をやっていると環境や普段の生活に関連する事柄を沢山経験します。例えば、プレゼンテーションと曲はほぼ同じ構成です。イントロから入り、さびへもって行きます。転調が必要かどうかは曲によりますが、ビジネスも転調することによって見方を変えてご評価いただくことがあります。

人生のメニューはちょっと難しいですね。人生は予期せぬ事件を楽しむことでもあるので・・・。

今回はスタンダードもいれつつ、山内さんのバイオリンを活かしたDflatオリジナル曲中心のメニューを考えています。山内さんもケルト系の素敵な曲を作っています。ご期待ください。

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2007年11月13日 (火)

指揮者

最近、日経新聞に指揮者(故人)の記事が出ています。トスカニーニ、フルトヴェングラー、カラヤンそしてバーンスタインと・・・。中学生時代は指揮者に憧れ、音大の指揮科に進むにはどうしたら良いのか「音楽大学受験案内」なるものを立ち読みしてました。さて、依然ベートーヴェンの運命の演奏時間を指揮者別に並べたことがありました。正確には覚えていませんが、とにかく速かったのがトスカニーニでして、平気で5分くらい平均と違うのです。最も長かったのは作曲の解釈から繰り返し箇所を「発見?」した、ブーレーズでした。元々の楽譜にない繰り返しをしているわけですから長くて当然です。

個性と独自の解釈が大勢の音楽家と奏でる管弦楽。国籍の異なる組み合わせは特に興味津々です。バーンスタインも晩年は欧州に力を入れていました。アメリカ人からするとかなりのチャレンジだと思いますが、見事に成功を収めたということでした。

指揮をする夢はまだまだ捨てるつもりはありません。

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2007年11月 8日 (木)

アメリカの謎(4) 怖~い

アメリカが怖いなどという話は常にあるのですが、背筋が寒くなるような場所が色んなところにあります。例えば、人が沢山いるマンハッタンは意外と問題ありません、アルファベットストリートの一角。また、鍵さえしない中西部の田舎も問題なかったですが(学生時代に住んでいました)、ゴーストタウンのような国道から外れた場所。特に、景気に影響を受ける都市の中には本当に「やばい」という場所がいくつかあります。

ワシントンDCは「犯罪の首都」と言われていたり、フィラデルフィアも建国の地でありながら警官殺人の多い場所だったりします。シカゴのラッシュストリートは怖い人の多いところで、パトカーが絶えません。と言っているとどこにも行けないので、勇気を出していくのですが、以前こんな経験をしました。

アメリカ人と一緒にある町でステーキを食べようということになりました。車で15分ほどなのですが、段々人がいなくなりついには電気の乏しい住宅街を車で抜けていきます。そのうち、パトカーが3台もいるではありませんか。タクシーの運転手に聞くと「警官がミスタードーナッツでやられた。」「3人ね。」「パトカーの側は危ないぜ。」立ち食いステーキの店は全て現地人で日本人は目立つ目立つ。アメリカ人の友人は悠然としてるのですが、外を見るとパトカー。「oh, no. go away.(おいおい行ってくれ)」とアメリカ人。彼曰く、日本人なんて来ないから守るつもりだろう、と。ところがステーキが大きくてなかなか食べ終わりません。パトカーはじっとしているし、なんと店にはMTVに出てくるようなカップルが登場し、異様な雰囲気に。早く食べないと・・・。

話はこれだけなのですが、その場にいた私としては食事をしている気分でありませんでした。最後にアメリカ人の友人が「もう一軒行くか?」

皆さん、気を付けましょう。しかし、その時思ったのです。こうした緊張感がラップやその歌詞を作っているエネルギーに違いない、と。

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2007年11月 7日 (水)

アメリカの謎(3)コンサート

カーネギーホールやリンカーンセンターには世界中から大物アーティストがやってきます。カーネギーには今月ベルリンフィルの一行が登場するようでベルリン週間なるものが設定されています。しかし、私はニューヨークでクラシックコンサートに行った時にはあまりいい思い出がありません。なぜ? 

まず、私語が多いのです。それを制する「しっ」という声もかなり目立ちます。よく聞いていると、どうやら意見をささやいているのですが、CD聴いているときにコメントしてよ、と言いたくなります。次に、コンサート後はかなりバラバラに席を立って行きます。実は外で車を待たせているケースが多く、ゆっくりしていると車を探すのが大変なのです。勿論、終演してしまえば自由解散ではありますが。最低の礼儀みたいなものはないのしょうかね。そして、最後は(これは仕方ないのですが)後ろからよく蹴られます。要するに座席が狭いか、客が大きいか、ということなのですが、いい気分でいるときに後ろで足を組みかえられるとガツンときます。

しかし、良いこともあります。例えば当日ドタキャンになったチケットを半額で買取、当日券として販売していることがあります。従って、一人でぶらっと行くと意外と完売コンサートでもチケットが手に入ることがあります。また、企業のサポート活動は盛んです。私の知人もNYフィルの評議員をしています。大口寄付者はお金だけでなく色んな活動への参加を求められています。日本も徐々にそうした動きがあるようですが、団員に心配かけることなく運営ができることを祈っています。

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2007年11月 6日 (火)

アメリカの謎(2) 健康

アメリカにはマンハッタンのど真ん中にも大きなジムが沢山あります。高級ジムに至ってはマンハッタンのビルの中(外ではない)にテニスコートが何面もあったりします。しかし、肥満人口が減ることもないのがこの国の謎です。私は医者でも生物学者でもないので科学的根拠はよくわかりません。

しかし、まずストレスがたまりやすい国民なのでは?と思っています。結論は早く出そうとすることが多いし、余裕のない決まりを作ってしまいます。ストレスは当然ですが食欲を上げることもあり、どちらかと言うとその傾向が強い。味も濃くなります。

第二はそうは言ってもよく運動しないのです。するのは限られた人だけ。多くの人はしていない。だからあのような食事をしていれば残念ながら体重が減りません。ジムは誰が使っているのでしょうね。もうひとつ言えるのはジムでの運動以上に食べているのでしょう。

第三は医療制度ではないでしょうか。病院に行く人が意外と少ない。日本はあちこちに医院があるせいか、気楽に行きます。保険もしっかりしている。マイケルムーアの映画「シッコ」がすべてとは言いませんが、こちらの人は医者に行かない。予防は自分任せということです。

というようなことを考えながら、一方でこの国は様々な困難を克服するために国家予算を投入し、大きな癌や移植の連絡網をつくり、戦争という名のもとに技術を開発し・・・・。こうした恩恵を他国が受けていることを考えると、アメリカに問題がなくなると世界的にはまずい!と思ったりします。

音楽も同じで巨大な資金をバックにして天才を育て、旧東側からは亡命音楽家を受け入れ、その発展に大きな貢献をしています。

この国にはいつまでも多くの課題を抱えておいて欲しいと思うのは他力本願でしょうか?

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2007年11月 5日 (月)

アメリカの謎(1) 環境

アメリカは謎だらけです。日本もそう言われていますが、言行不一致という点ではなかなか競い合っているような気がします。今日は、環境問題です。ゴア前副大統領がノーベル平和賞を取って日本でも授業に使われようとしている「不都合な真実」ですが、アメリカは全くごみの分別が進歩していません。当然、街のごみ箱に区別はなく、大学のキャンパスでするら限られています。プラスチック使いたい放題。一方で中国製品というか外から侵入する危険物に対する取り組みに対しては抜群の能力と関心を発揮します。 生活環境にはこれほどいい加減に見える国ですが、一方で機会の平等といった「社会進出の環境整備」は抜群です。隠れた才能を発掘する手立てはかなりしっかりしています。悪く言えば「安い時期に才能を発掘し高く売って儲ける」ということですが、機会均等制度、差別廃止のための割当制度、奨学金制度などが整っています。 生活環境とキャリア環境・・・バランスしませんかねえ。

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2007年11月 3日 (土)

紅葉と音楽

11月ともなれば紅葉の季節。北半球の主な都市でも様々な紅葉を見せてくれます。自分としてはどこが一番好きというわけではありませんが、パリにいると「枯葉」はこんな時に作られたのかなと思います。絨毯のように敷き詰められた落葉の中を、しゃっしゃっという音をたてながらチュイルリー公園を歩くと自分が映画の主人公にでもなったのかと錯覚します。そこにロマンチックなカップルを見つけると今度はカメラマンになったような気分に。

日本の紅葉は、水と結びついている気がします。川と紅葉、湖と紅葉、このセットが本当に美しい。異常気象が続いても紅葉の季節だけはなくならないように願っています。

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