イチゴ
週末、30年ぶりに会った友人が農業関係の仕事をしていてこんな話を聞きました。
イチゴは赤いと売れる。しかし赤いから甘いわけではなく、どちらかというと赤い時は甘くない。しかし、赤いと売れるので品種改良は、そのタイミングを合わせるよう必死の努力が続いていると言うことでした。動物の世界(人間もそうかも・・・)では、美しい♂が一生懸命メイクアップをしたりして妻を捜すのですが、もしかすると♀は賢くて、「美しい=赤い」時が、「旬=甘い」であるかどうか慎重にチェックしているのかもしれない、とのこと。しかし、人の世界ではメイクアップは女性がしているような・・・。
まあ、なんとなく結論は表面と内面がタイミング合わないという当たり前のことに行き着いてしまうのです。音楽にも通じるところがあるな、と思いました。装飾音が多い曲は良くない、とよく言われます(バッハは別)。耳に障る回数が時によってかなり不快感を引き起こすようです。ついつい即興中には多くなるので気をつけます。
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コメント
ご無沙汰しています。
こちらイタリアでは、イタリア語が音楽的な言葉であり、日常会話でもオペラの台詞のように節をつけて話します。以前のスペイン時代は、スペイン語がフラット、直線的(闘牛で剣が牛に向かって直進するように?)な言葉でしたので、単刀直入にズバズバと商売していましたが、こちらでは、周囲が皆オペラのように歌う(=話す)ので、こちらもなにか音痴ですが劇でも演じているように気分がしてきます。現実の世界が斯様な厳しい状況なので、音楽劇を演じて、心に余裕を持つのも悪くないかな、、、。それでは。
投稿: scala | 2009年1月17日 (土) 21時19分