真実

GWです。本でも読もうかと毎年思いながらいつも読めないので今年は本は買っていません。しかし、本を読むと世の中の出来事、いや本当に身近なことでも、「真実は一体何だったのか？」と思うことがあります。真実を知らない方がいいこともありますが、真実を知ってほしいということも多いと思います。例えば、大河ドラマでも「真実はどうなんだ？」ということは多くあります。本能寺あたりの木に記憶力があれば本能寺の変の真実はわかるはずだとか、実朝が刺された場所には大きな木があったが木とは会話できないなあ・・・など。

海外の政治家は亡くなる前に回顧録を書きます。米大統領などはもうそれを前提で記録を残すようです。キッシンジャーは大統領ではありませんでしたが、彼の隠密外交はその後自叙伝で赤裸々に語られていました。勿論、まだ書けない部分もあるのでしょうが。

怖いのは、真実を伝えようとしているのに、伝わらないことです。人は色んなことを考えるので、1+1は２だよね、といってもそう伝わらないことが多くあります。宴会のゲームで「伝言ゲーム」がありますが、２０人いると最初に渡した文章がとんでもない作品に仕上がっていることがあります。

真実を話そうとしている人をいつも大切にしようと思っています。

さて、蛇足ですが映画では、実話や伝記が題材になります。その映画に使われる音楽が、ストーリーの印象を大きく変えたりします。私もいつかはそんな大きな映画に音をつけたいと願っていますが・・・。