海外音楽エピソード(1)イギリス編
海外と音楽が取り持った(?)エピソードをこれからしばらくご紹介していこうと思います。
まずは、イギリス編です。学生時代に貧乏旅行をした時に、プロムのチケットが手に入りました。プロムとはBBCなどが支援している、夏に行う一連のクラシックコンサートです。ロイヤルアルバートホールがメイン会場となっていて、有名な演奏家が大挙してロンドンに集まります。プログラムを見ただけで20も30も行きたくなってしまいますが、チケット入手も至難の業。オケは欧州の学生オケなどを招へいしており、彼らにとっても一流指揮者やソリストと共演できるまたとないチャンスです。ロンドンという地域性もこうした催しを可能にしているあたりはうらやましいです。
さて、前置きはともかく、初めてのロンドン。私は道に迷ってしまいました。確かに地図を見るとすぐ近くなのですが・・・。そこで、紳士の国ですから、立派なスーツを着て車に乗らんとしている紳士に道を尋ねたのですが、「すぐ近くだからおれの車に乗って行け。」 全く、無防備な私はラッキーとばかり、「それは助かる。」
結構いい車でした。ところがその人はイギリス人ではなくギリシャ人だったのです。名刺も頂いたので御礼状は書きました。どこかに名刺はあると思いますが、ギリシャ人特有の長ーい苗字でした。つたない英語で何を話したか忘れましたが、10分もしないで会場前に到着。
今思えば誘拐かもしれないし、その後の海外勤務時代には危ない話もたくさん聞きました。まあ、ヒッチハイクのようなことでしょうが、今はあり得ないでしょうねえ。
そして、コンサート会場へ入りびっくり。勿論これは有名なので行かれた方は皆しっているのですが、中央正面が立ち見になっているのです。クラシックを立ち見で聴くのは結構しんどいはずですが、皆満足そうな表情をしていました。
帰りは地下鉄で無事戻りました。
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コメント
昨年、娘が、ロンドン・スカラホールでライブしてきたこと、思い出しました。きっと、おばさんになっても、いい思い出だろうなあ。
投稿: 藍弥生 | 2009年6月20日 (土) 23時50分