合掌 911
毎年、911を迎えるとあの日の自分を思い出します。
その日、台風が接近していて、社員に早期帰宅が推奨され、オフィスはガランとしていました。
外国人トレーダー一人と数人が残っていました。彼らにSee you tomorrowと告げてオフィスを後にしました。
ノートに前日の10年米国債金利4.83%と記録されています(今は1.3%程度)。
自宅に帰り、テレビを付けるとノースタワーから煙と炎がでていました。
確かキャスターが「Navigation system problem」とか言っていた記憶があります。
その数分後にサウスタワーに激突する瞬間をテレビが実況していました。
その後は何を思ったのか、よく覚えていません。
ただ、その後ペンタゴンにも飛行機が激突し、ホワイトハウス、キャピトルヒルもターゲットと聞いて目が覚めました。
当時の勤務先に翌年入社予定の学生がワシントンDCに短期留学していました。
一日全く連絡が取れませんでした。その後無事であることが判明しました。
翌日、オフィスにいくと米国市場休場にもかかわらずトレーダーが席にいました。
泣いていました。大きな体が震えていました。
NYの同僚、留学時代の友人と順次連絡を取りました。
私の知り合いは皆、無事でした。
その後の20年間を今は振り返ることができますが、その時はこの20年をもちろん想像はできません。
その年の11月、東海岸に行く機会がありました。静かでした。
12月野依良治教授がノーベル賞を取りました。
そして重い2001年が終わりました。
合掌
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コメント
あれから20年なのですね。
あのニュースの映像を見た時は、とても現実のものとは思えませんでした。
すっかり忘れていたのですが💦
手帳を見返してみると、翌日から旅行に行く予定だった私は、義理の弟から聞いた「東京12時テロ説」を信じて、旅行をキャンセルしてました。
とにかく何が起こるか分からない、そんな恐怖を感じた事を思い出しました。
柚子
投稿: 柚子 | 2021年9月18日 (土) 13時50分