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2023年4月 2日 (日)

私の音楽感謝史-1. レコードコレクション侵入

皆様

いつもありがとうございます。

音楽の舞台に立たせて頂いていることに、つねに感謝しています。

人生の中で、多くの方々から影響、刺激、愛情を受け、「音返し」のつもりで取り組んでいます。

自分の人生の中で、こんなことがあったことを忘れてはいけない! というお話を気がついた時にブログに書いていきます。

 

第一回目:レコードコレクション侵入

小学5年生の時に、あるテレビ会社共催の音楽コンクールに子供ジャズバンドで出場しました。

それが縁で、テレビ出演とかコンサートがあったのですが、テレビ局でいつも話を相手をして頂いた、Kさんというアルバイトの方がいました。

アルバイトといってもその頃の私から見れば、ばりばりに仕切られていて格好良かったです。

何かの時に、家が近いことが判明し「遊びにこないか。」という話しになり、私とトランペット担当2人の3人で行きました。

彼が誘った理由がすぐにわかりました。お宅の応接間に入った瞬間に、我々は目が点になり、アドレナリンが急上昇したのです。

それは、壁にびっしり詰まった、今まで見たこともないレコードコレクションでした。

無我夢中で、その日、Kさんの説明を聞きながら沢山のレコードを聴きました。

その頃、狭いアパートの我家にステレオなどなく、レコードも高価で、誕生日に1-2枚買ってもらう程度でした。

私は色々なミュージシャンの音に興奮していました。

エリントン、マイルスの多くの楽曲に触れたのもその時です。

ところが帰り際に、「ぼくがいなくても、オフクロに言っておくから、いつでも聴きに来てよ。」とKさんに言われて、純粋なというかアホな我々はそれをそのまま実行したのです。

放課後にKさんのお家に伺い、勝手にレコードを大音量で聴き、お母様が出してくださるケーキとお茶を図々しく頂き、満足して帰って行く。

そんなことがしばらく続きました。なぜ行かなくなったかは記憶にありません。

その時に耳にした、ジャズの不協和音(別に不協ではないのですが)の連続に、ひたすら興味を覚えていました。

中学生になり、クラシックの作曲を習った際に、旋律課題でいきなり7thや11thをコードを使って、えらく怒られるのですが、自分として協和音と思っていたのでしょう。それは、間違いなくKさん宅のレコードコレクションを聴かせて頂いた新鮮な感覚から来る物でした。

今は、Kさんはどうされているのでしょう? 

Kさん、そしてKさんのお母様、本当にありがとうございました。

D flat

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