経済・政治・国際

2014年8月16日 (土)

8月15日

昨日は終戦記念日でした。旧盆と重なり、毎年色々と考えることが多いこの時期です。

300万人という日本の犠牲者に、ただただ驚くばかりです。
終戦の日はどのような一日だったのでしょう。
音楽を聴く余裕など、当然なかったのだと思います。それからの生活、国の在り方を考えることも難しかったのではないでしょうか?
近年、この日を挟んで放送される戦争や平和を扱った特集番組やドラマが、減っているように感じます。
来年で終戦70年。
しっかり記録を公開し、最後の解決手段としての戦争を選択することにならないよう、強い意思を持つことが必要だと思っています。
合掌

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2011年10月30日 (日)

通貨と音楽

ユーロが大変なことになっているような・・・。連日ニュースになっています。あれだけ多くの政治家が午前4時までかかってようやく解決策に合意したのは、良かったです。

さて、音楽と通貨ですが、海外で活躍する日本人演奏家の方にお話を聞くと、当然のことながらかなり注意しているようです。イチローのような海外のスポーツ選手も同じだとは思います。簡単に言えば、契約時と支払時の円貨が大きく変わってしまうということです。1000円もらう予定がドルだと750円になってしまった、ということです。じゃあ、初めから円で契約すればいいじゃん、ということですが、彼らの活躍の場、つまりお客様がチケットを購入されるのは現地通貨なのでそれも無理です。となると自分で色々工夫が必要になります。

例えば、クレジットカードは当然ですが二種類。飛行機のチケットや大口の出費には有利な通貨で支払うようにしているようです。以前は欧州だけで、フラン、リラ、マルク、シリング、などなど色んな通貨があったわけで、欧州の音楽家はユーロに統一されてさぞ楽になったことでしょう。しかし、今や逆に通貨が少なくなってしまって、選択肢が減っているのも事実です。

しかし、異なる言語を話す他の国の人々が自分たちと同通貨を使用している、というのもなんとなくピンときません。そもそも、英語も便利ではありますが、はるばる飛行機で何時間も飛んだ所で、同じ言語を話している・・・ちょっと経験がない日本人には、少なくとも私には理解し難いです。

その点音楽はいいですね。オペラなどは別として共通言語です。

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2011年9月11日 (日)

911 10年経ちました

アメリカの同時多発テロから本日で10年が経ちます。記憶にある方も多いと思いますが、忘れることのできない出来事でした。

あの日、東京は台風のはずでした。会社でも早退勧告が出て、チームメンバーに7時には帰るように指示しました。10時頃、自宅に戻り、TVを付けて台風情報を見ようとしていました。ところがしばらくして、画面は見覚えのあるNYの景色になったのです。一機目が突入した後の映像が映っており「ナビゲーションシステムの異常でしょうか。」という英語のコメントが聞こえてきました。そして、それが絶叫に変わったのです。2機目の突入をLIVEでみてしまったのでした。

ワールドトレードセンターには何度かのぼったことがありました。それがいかに高いビルであるか、そこから下に降りて行くのがいかに過酷なことか、すぐにわかりました。会社にすぐに電話をして、何か連絡がないかを確認しました。

そのうち、ワシントンにも飛行機が突入したという報道がされ、私は冷や汗が出て、鼓動が高鳴るのを止めることができませんでした。翌年入社する学生さんをワシントンに勉強のため短期留学させていたのです。あらゆるルートを使って連絡を試みましたが、当日は連絡が取れませんでした。無事だということは、翌日にはわかり涙が出るほど安堵したのですが、大切なご子弟をお預かりしている立場として、寒気が走った瞬間でした。

翌日、アメリカ人のトレーダーはほとんど仕事が手に付かない様子で、友人を亡くしたショックで涙ぐむ人も一人、二人ではなく、一週間ほどはフロアが重い空気に包まれました。

その年の11月に米国に出張する機会があり、NY、ワシントンにも寄りました。空気の違いを感じ、何とも言えない気分になりました。

合掌

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2010年6月 6日 (日)

チェンジ→転調

日本もまた首相が交代しました。また、海外の新聞では写真の貼り間違いがまた起こるのでしょうね。残念な限りです。

転調は音楽では重要な手法です。短調から長調へ、その逆も然り。一度あげてメロディを展開していくことはよく使われます。盛り上げていくところなどは、2回くらい転調は当たり前です。かつて、ミシェル・ルグラン(フランスの偉大な映画音楽作曲家)は映画「シェルブールの雨傘」の名曲「I will wait for you」を自分のジャズアルバムの中でどんどんどんどん(たぶん7回)転調していき、盛り上げて行きました。

しかし、転調は、解決されたり、素晴らしいエンディングにつながっていくのです。

日本の今回の転調もどうなることでしょうか?

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2009年5月30日 (土)

景気チェ~ック

商売の関係から、景気には敏感なほうですが、スーパーに行くのが最もわかりやすいです。

例えば、今朝の様子はこんな感じです。

10時の開店15分前には100人ほどが待っていました。ほとんどが年配の方。チラシをチェックして、開店後にすぐに目当ての場所へ直行。季節ものの安い野菜が特に人気でした。意外と肉類を買う人は少なく、特価のお刺身は人だかり。しかし、やはり主婦の皆様もおじさんも、原産地チェックは厳しかったですね。

レジもかなりの列。その時の並んでいる人たちの表情を見るのが結構すきです。イライラ系、あきらめ系、辛抱系・・・自分はどちらかな。

さてさて、本日の景気の結論は、やはり「デフレ」です。困ったものです。物価が安くなるのは大賛成ですが、デフレはすべてを押し下げるので、喜んでばかりいられません。倹約ばかりでは経済はよくなりませんから・・・。といいつつ、刺身売り場のおばさまの声が気になりました。「今日は何時くらいから(割引)シール貼るのかしら。」

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2009年1月29日 (木)

自然を省みるチャンスかも

ガソリン自動車がなくなる?まさか? というような会話に「まさか」ではなく「・・・。」ということになってきました。アメリカでも景気回復対策の一環として、電気自動車開発への巨額の援助が始まるようです。今回の世界的な不況は、犯人探しから建て直しに関心が集まっています。その中で自然界との共生に向けた本格的な経済体制の構築に向かっているような気がします。

農業への関心も拡大しています。動物の住む場所を奪った反省から森林の復興が始まっています。残すは、温暖化の食い止めでしょうか。修学旅行とかに、京都・奈良も大切ですが、こうした環境保護のプログラムも入れてみたらどうですかねえ。

できることから一歩一歩。私もそうしています。まず、今日は何で貢献できたか、ひとつでも挙げられるようにしています。

蛇足ですが、電気自動車になったときにF1はあるのでしょうか?エンジン音がなくなり、モーター音ですが・・・。

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2008年11月10日 (月)

ニューヨーク報告 (1)

大統領選挙の話は前々回させていただきましたが、報道とは裏腹に現地の友人・同僚は至って冷静でして、「大統領になってからの方が100倍大変だ。」と。やはり、世界一の激務であることに変りはないようです。

さて、ニューヨークが不景気だと思う出来事を二つご紹介します。

  1. タクシーが拾える。NYはメダリオン制というタクシー制度があり、免許数が限定されています。従って、日本のようにタクシーの行列などないのですが、昨年は夕食時になると拾えず苦労しました。ところが、今年はすぐに拾えます。運転手さんに聞くと「今年は駄目だ。」とのこと。
  2. 次は、チップです。昨年まではドアマンがタクシーを捕まえたり、荷物を持ったりするとチップを渡していたはずが、今年は現地の人が渡していないではありませんか・・・。

不景気到来、ですかね。

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2008年11月 3日 (月)

アメリカ大統領選挙

先週、アメリカにいたのですが、テレビはずーっと選挙の話題です。当然と言えば当然なのですが、どのチャンネルを回しても同じ映像でした。アメリカ大統領の研究を学生時代にしたことがあるのですが、衝撃的な研究がありました。

大統領就任時と退任時の写真の比較です。ジョンソン大統領から、比較した研究なのですが、最も疲れてしまって見えたのがカーター大統領でした。別人のようでした。日本でも、ある総理大臣が総理大臣になって何を思うかというオフレコの質問で、「いつ辞めるかだね。」と言ったという話を聞いたことがあります。

どの仕事でもそうかもしれませんが、あのポストに就いたら、これもあれもやろうと意気込むのですが、それが大きな困難にぶつかり、10のうち3でも出来ればよいほうではないでしょうか。大統領ともなれば、また安全保障では我々には想像できないストレスが加わるのですから、寿命が縮まっても不思議ではありません。

オバマ、マケインどちらが勝ってもこの金融危機に特効薬を頂きたいものです。

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2008年10月15日 (水)

すごいことに・・・「火の鳥」

金融市場は凄いことになっていますね。評論家の先生方が大活躍されていますが、いわゆる後講釈なので、もう少し時間がたってから学者の先生方にじっくりこの市場の動きを調査していただきたいものです。

87年のブラックマンデーの時はたまたまアメリカにいました。一ヶ月ほどして、各大学でシンポジウムが開かれました。が・・・・結局、その後も金融バブルの盛衰は相変わらずです。しかし、毎回いくつかの対策を実施しているので、今回もどんな教訓が出るでしょうか。

さて、結局、人間は人間が作ったものに壊される、と言っていた人がいました。環境問題も、細菌も、そして金融も・・・。たぶん、これは永遠に終わらないのだと思います。

手塚治虫の「火の鳥」を思い出しました。

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2008年9月20日 (土)

すごい一週間~ウォール街の裏話

たまにはこんな話もどうかと・・・。

先週末から世界中の金融市場は大荒れに荒れました。一方で、米国では政府・連銀関係者が昼夜を問わず解決策の協議に対応し、昨夜の市場は平穏さを取り戻しているようです。

さて、新聞には出てこないような話を・・・(多少の脚色あり)。別にこれで何か得することではないのでご容赦を。

連銀には宿泊用の部屋があるらしいです。先週末はそれが満杯。さらに当然食事をしなくてはならないので、ピザ屋が大儲け・・・と思いきや、連銀内の食堂のコックさんは休日出勤だったようです。外からピザ屋さんが入ってくることを避けるということもあったようですが、戦場に衣食住は不可欠!補給は確保してから戦いに臨むあたりはさすが。iPodもストレス解消に役立ったとか。

来週はどうなるでしょうか

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